ストーリー

かつてロック・ミュージシャンだった禅僧の浄念(スネオヘアー)は、音楽への狂おしい思いからノイズが聞こえるようになり、ウツ病患者として入院した過去をもつ。現在は福島の小さな町の禅寺に身をおき、妻の多恵(ともさかりえ)と5歳の息子・理有(山口拓)と静かに生活している。禅僧になっても薬を飲みながら、自分の「役割」を考えつづけているが、なかなか思うように答えはでない。


そんなある日、寺近くの高校から頼まれた進路指導講演会で大失敗をし落ち込んだ浄念は、自分の中で「音楽」への想いがたち切れていなかったことに気付く。この町でライブをやりたいと、強く思いはじめる浄念。寺の住職の玄宗(小林薫)は浄念の良き理解者であり音楽についても賛成はしているが、地元でのライブには困惑顔。多恵も浄念の体を気遣い大反対。
そんななか、ある事件をきっかけにショックを受けた浄念は、自分をコントロールすることができなくなるが― 果たして浄念は答えを見いだすことができるのか?